「バス停飛ばし」要求の乗客
運転手を殴打し衝突事故に
5月24日(金)午前6時50分、空港へ向かっていた「A21」路線バスが「珠澳大橋」のバス停で壁に衝突する事故が発生。運転手が「乗客に襲撃された」と警察に通報した。
警察の調べによると、同バスが空港に向けて走行中、「珠澳大橋」附近に差し掛かると乗客のひとりが運転手に対し「他に乗客はいない」ことを理由に、空港を経由せず直接「港珠澳人工島」のバス停へ行くことを要求、言い争いに発展した。この乗客に殴打された運転手はハンドル操作を誤り、車体が壁に衝突したという。
事故を起こした「A21」は、「紅磡駅」「尖沙咀」「旺角」と空港を結ぶ「エアポートバス」として運行を始めたが、2018年10月に「港珠澳大橋」が開通し、バス停を増設。現在は、空港と市内を結ぶすべての「A」路線が「港珠澳大橋香港口岸駅」を経由している。
この路線改定は、運行時間や荷物量の増加などの問題が議論を呼んでいた。(5月25日)
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