11月にも台風発生の可能性 地球温暖化影響に注意喚起
天文台の岑智明台長は10月7日(日)、今年の台風ピークシーズンは過ぎたものの、地球温暖化による太平洋の水温上昇のため、10月から11月にかけても台風が発生する可能性があると見解を示し、市民に対し注意を怠らないよう呼び掛けた。
岑智明氏によると、今年は6つの熱帯低気圧が香港を襲った。スーパー台風「山竹」は先にフィリピン・ルソン島を襲い風力は弱まっていたため「もし山竹がフィリピンに上陸せず正面から香港に上陸していたら、新界・大埔の吐露ハーバーは最高潮位7メートルに達するほど、非常に強い破壊力を持っただろう」としている。
また、「天鴿」と「山竹」ふたつの大型台風を経て香港市民の防災意識が高まったと見解を示し、日本で発生した災害を参考に、ポータブル発電機やラジオなど「防災袋」の準備を勧めている。天文台は今後、大型台風のデータを運用し、将来の防災作業に役立てていくとしている。(10月8日)
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