ブルース・リー邸宅取り壊し
政府に文化遺産保護求める
ブルース・リー(李小龍)の46回忌前日となる7月19日(金)、ファンクラブ「李小龍会」は九龍塘の旧ブルース・リー邸宅の取り壊しに関する緊急声明を発信した。
声明によると、旧邸宅は2週間以内に完全撤去される危機に面しており、同会は香港政府の介入と邸宅の保護再建を求め、署名を呼び掛けている。
同会の黃耀強主席によると、旧邸宅は昨年内部改装を計画していたが、予測を大幅に上回る大規模な工事と、約5億㌦の資金が見積もられたという。スポンサーとの商談も折り合いがつかず、現状では香港の「古物及び古蹟條例」に該当しないため、旧邸宅は政府による保護対象にもならず、取り壊しが決定していた。
同会は、「ブルース・リーは香港をPRする代表的な存在であり、彼の精神やイメージを保護、旧邸宅を香港の重要文化遺産として再建築すれば、新たなスポットとして世界中から観光客が訪れるだろう」とし、ブルース・リーの知名度と香港観光業への影響力を考慮して、政府による特例の保護を訴えている。(7月19日)
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