地下鉄駅構内で警官が発砲 朝ラッシュ時、市民ケガなし
MTR深水埗駅構内で11月7日(水)午前、男が刃物で警官を襲撃し、警官が発砲する事件が発生した。
事件が発生したのは同日午前7時40分ごろ。パトロール中の男女2名の警官が同駅D出口付近で不審な男に対し職務質問を行ったところ、男はリュックから長さ約15センチの刃物を取り出して威嚇したという。男は警告を無視して女性警官を襲撃しようとしたため、生命の危険を感じた女性警官は男の左腹部に向け発砲、その後男は取り押さえられた。
男は55歳で香港身分証を所持しており、過去にも警官を襲った犯罪記録があるという。同日、弾丸の摘出手術が行われ、男は病院で集中治療を受けている。
香港警察の初期調査では、当時の状況から女性警官の発砲は正しい判断としている。該当警官は翌日も勤務にあたっており、警察ではカウンセリングの受診を手配しているという。香港警務処で反テロなどに対応する部署、通称「オペレーションA」のアクション処・鄧炳強処長は女性警官と面談を行い、勇敢な行動と正確な判断を称えたという。(11月8日)
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