医療コラム
Q 熱性痙攣(けいれん) について教えてください
A 子どもの脳は熱に弱く、風邪などの熱(通常38度以上)でも痙攣を起こします。熱性痙攣は熱の上がり際に多く、突然意識がなくなり、白目を向いて、身体をそらせるように硬くしたり、手足をガクガク震わせる状態です。顔色がわるくなり、時に紫色になります。落ち着いて、まず時計を確認し、衣服を緩めて、呼吸をしやすくします。吐いたりすることもあり、顔を横向きにして、息がつまらないようにしましょう。
大半は、数分~5分以内で止まり、いったん意識が戻って、その後寝る場合が多いです。
熱が上がって呼吸は速くなっていますが、顔色や呼吸の様子をよく観察したり、心配ならば医師に相談しましょう。
発熱時の痙攣の中でも「10分以上続く痙攣重積状態」、「生まれて初めての痙攣」、「1歳までの乳児の痙攣」、「痙攣の後に意識障害が長引く場合」、「痙攣に左右差があったり、痙攣後に何らかの異常を伴う場合」は熱性痙攣ではない可能性がありますので、早期の受診と専門医による迅速な対応が必要です。
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