ピンクイルカが32頭だけに
香港水域の生息数、過去最少
漁農自然護理署は8月1日(水)、香港で生息する海洋哺乳動物に関する監察報告を公表。香港水域の「ピンクイルカ」生息数が、過去最少の32頭に減少していることがわかった。同署の報告によると、18年4月から19年3月までの間に香港水域で確認された「ピンクイルカ」の生息数は、昨年の47頭より3割減少の32頭。95年の観察開始以来、最も少ないという。
「ピンクイルカ」は和名「シナウスイロイルカ」、香港で「中華白海豚」と表記される。ランタオ島周辺の水域に生息し、「ドルフィン・ウォッチツアー」は人気を呼んでいたが、ランタオ島東北側では4年連続でピンクイルカの生息は確認されなかった。15年には全体で88頭が観測されたが、昨年47頭、今年は32頭と減少が続いている。
また、「海洋公園保育基金」の資料によると、今年7月までに香港各地でピンクイルカ5頭を含む、34頭のイルカの死骸が確認されている。死骸はランタオ島・大浪湾、国際空港第三滑走路工程の海面、屯門・ゴールドコーストビーチなどで発見されている。(8月1日)
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