「マック難民」が社会問題に 半数以上が「仕事も家もある」
香港全体で300人以上いるといわれる「マクドナルド難民」に対して、先ごろ聞き取り調査が行われ、社会問題として注目されている。
調査によると「マクドナルド難民」の57%が仕事をしており、71%は「住む家がある」と回答。マクドナルドで夜明かしをする理由として、電気代の節約、家族関係の悪化、独居高齢者の孤独などが多くを占めていたという。また、年齢は19歳から79歳まで幅広く、約42%が家族と連絡を維持していた。
夫に先立たれた60歳の女性は一人暮らしの家にいるのが寂しく、人の気配がある店内にいると話した。最年少19歳の男性は両親と折り合いが悪く、家に帰らず店内で食事やゲームをしている。マクドナルドで清掃の仕事をしている女性は、夫の暴力から逃れるため、店内で寝泊まりしているという。
調査を行った太平山青年商会では「収入や経済状態、家庭や住居問題が原因。政府に対し、暖かい支援を望む」と語っている。(8月6日)
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