お笑い芸人・タレント
ムコアンジーさん
経歴:
日本人のムコ(木哥)とイギリス人のクォーターのアンジー(杏子)で結成された異色のトライリンガルお笑いコンビ。香港のテレビ・雑誌・ラジオなどで活躍中。7月中旬には3冊目の著書となる「日本人告訴你的遊日必備禮儀」が香港の書店などで発売開始される。
偶然舞い込んだイベント、日本を飛び出し香港へ
別々のお笑いコンビで活動していたふたり。当時大学生で、一緒に活動していた仲間たちも就職活動に勤しむ中、本気でお笑い芸人になりたいと思っていたアンジーさんがムコさんにアドバイスを求めたことから「ムコアンジー」は結成された。
日本で活動して一年が経つころ、香港での外務省主催のイベントに抜擢される。今でこそ流暢な広東語で日本を紹介しているムコさんも、当時は身振り手振りでコミュニケーションをとるのがやっとだった。
香港での訪日ブームもあり、イベントの司会などの引き合いが続き広東語でのネタ作りにも挑戦した。「香港ではパフォーマーとオーディエンスの垣根がなく、お客さんも普通に突っ込んでくる。僕らが一方的にしゃべるトークショーではなく、一体感のある舞台になるように心がけています」と語ってくれた。
最近では街で声をかけられることも増えてきた。彼らの出演するTV番組は日本の観光や文化について広東語で紹介しており、現地の人からも勉強になると好評だ。さらにタレント業の傍ら、日本の文化・礼儀作法を紹介する本も執筆しており、7月には新刊が販売を開始する予定だ。
お笑いの幅にとどまらず、世界で通用するタレントに
「英語、広東語がしゃべれるのなら、日本と香港だけでなく世界に目を向けて活動をしてみてはどうか」仕事も順調に進んでいた昨年、信頼のおける先輩からのアドバイスに感銘を受ける。「活躍の場を東南アジアに」ふたりの成長と共に夢や目標も大きくなっている。
昨年は初の台湾イベントへの出演も果たし、着々と活躍の場が広がっている。
「まだまだやりたいことの3%も達成できていません」と語るムコさん。「お笑いだけの幅にとどまらず、単純に喜んでもらえることが何かを追及して活動していきたいです。」と夢に燃えるふたりの今後の活躍から目が離せない。
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