「中国冰室」が年末に閉店へ 旺角で半世紀、映画ロケも

「中国冰室」が年末に閉店へ
旺角で半世紀、映画ロケも

九龍サイド・旺角で半世紀にわたり営業を続けていた昔ながらの香港式カフェ食堂「中国氷室」が12月31日(火)で営業を終了することがこのほどわかった。
閉店の知らせが市民の間に流れると店外には行列ができ、息をつく間もないほど忙しい店員に替わって客がセルフサービスで食器を取りにいくなど、大変なにぎわいとなっている。
「中国冰室」は1964年から広東道で営業を始めた。2階建ての造りや天井ファン、壁のモザイクタイルが60年代の香港を思い起こさせ、1993年に各映画賞を総なめにした「つきせぬ思い(新不了情)」など、香港映画のロケ地としても知られている。
オーナーの譚さんは閉店について「特に理由はないよ。潮時に終わるだけさ」と説明。35年通い続けた常連の黄さんは「注文から出るのが早く、飲み物の種類も豊富。内装も昔のままで、ほかの『冰室もどき』にはまねできないものだよ」と閉店を惜しんだ。(12月15日)

 

 

 

 

 

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