新型コロナで香港初の死者
当初安定の容体急激に悪化
2月5日(水)、新型コロナウイルスに感染し入院治療を受けていた39才の男性が死亡した。新型コロナウイルス感染による、香港で初めての死者となった。
男性は1月23日(木)武漢から香港へ戻り、31日(金)に感染が確認され、九龍のプリンセスマーガレット病院に入院、治療を受けていた。男性は糖尿病の持病があり、入院当初は安定していた容体が、亡くなる2日前から急激に悪化したという。なお、男性の母親も感染が確認されており、現在も入院治療を受けている。
「食物環境衛生署」は男性が暮らしていた九龍の「黃埔花園」周辺で消毒作業を行っているが、住民の間には2003年にSARS感染が爆発的に広がった「淘大花園」の二の舞になるのではと、不安が広がっているという。同日、「健康保護センター(衛生防護中心)」は14日間の自宅待機対象者の居住エリアとビル名のリストを公開した。同センターの公式サイトで、リストの最新情報を確認することができる。(2月5日)
こんな記事もよく読まれています
最新情報をお届けします