「香港は生活費や家賃が高い」 優秀な人材の海外流出進む
「香港プロフェッショナル&エデュケーション・サービス機構(HKPES)」の蕭乃新主席は11月23日(金)、中国国内の大手企業が香港の優秀な人材確保のため好待遇を提示し、生活費の安さも考慮して中国国内でのキャリア展開を選択、香港から流出する人材が増加傾向にあると指摘した。
蕭主席は「香港の生活指数は全体的に中国国内やシンガポール、台湾などより高く、1万ドルの家賃を出しても極めて狭い生活空間しか得ることが出来ないため、ほかの地域を選択する人も増えている。香港の企業が海外の人材に提示する給与や福利を上のせしても家賃の上昇率には追い付けないが、上海やシンガポールでは同じ家賃で広い場所に住むことが出来る」と分析する。
ヒューマンリソースマネージメントの「Manpower」大中華エリア担当・徐玉珊副総裁は「アメリカからの駐在員に香港、上海、シンガポール、3か所の勤務地を提示すると、子供の教育のためにシンガポールを選択した」と語り、教育環境も勤務地選択の要因になるとしている。(11月24日)
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