安全都市香港、犯罪数減少
75年以来最低の発生数に
香港警務処の盧偉聰処長は1月24日(火)、2017年の香港犯罪情況を総括を発表。それによると犯罪総数は約56000件で前年より7・6パーセント減少、75年以来最も低い発生数であることがわかった。
犯罪種類別にみても、殺人、強盗、詐欺、窃盗および青少年犯罪のいずれも減少しており、発生率は人口10万人にたいし750件と、この46年間で最も低いものとなっている。
盧処長は「決して気を緩めず、香港が世界で最も安全な都市で有り続けるよう、治安の維持に努めつづける」と語ったうえで、今年は国際犯罪、テクノロジー犯罪、テロ活動にも対処を強化。急増している電話やメールによる詐欺についても、詐欺被害防止センターと協力し、市民の安全に対する意識と、ネット・セキュリティ強化を目標にしている。
テロ対策の強化も続いている。同処では昨年1年間で21回の演習を実施したほか、政府は今年4月に保安局など6ヶ所の紀律部隊による反テロ専門組織「ICTU」を設立、部門間の協調をはかるとしている。(1月24日)
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