大埔でバス横転、80人死傷
遅延で逆切れ、スピード超過か
2月10日(土)午後6時すぎ、「沙田競馬場」ターミナルを出発した九龍バスが大埔公路で横転。乗客19人が死亡し、60人以上が負傷する大惨事となった。
該当バスは、沙田競馬場レース開催日のみ運行される「大埔中心」行きの臨時便。事故当時は競馬ファン約100人が乗車しており、6時発車予定を5分ほど過ぎて出発。約10分後、通称「猛鬼橋」付近のカーブで横転したという。
事故で救出された複数の乗客が「スピードの出しすぎ」を指摘。出発の遅れで乗客から叱責を受けた運転手が、腹いせにスピードを出したのではないかと疑問の声が上がっている。
事故翌日の11日(日)には、林鄭月娥行政長官が記者会見を開き、死亡者家族に30万㌦、負傷者に15~25万㌦の援助金を政府から支給すると発表した。また、初七日に当たる17日(土)の花火大会の開催是非については「発生から24時間たっておらず、事故の対応を優先している」とし、明言をさけた。(2月11日)
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