動物虐待事件が社会問題に
警察は「専門部隊」を拡大へ
犬の毒殺事件が連続して発生し、動物虐待が社会問題となっているなか、香港警察は4月14日(土)、香港に22ヶ所ある警察区域すべてに「動物案件専門チーム」を設置、関連案件の調査を強化すると公布した。
警務処の盧偉聡処長によると、現在13区域に置かれている専門チームを22区域すべてに拡大。チームはいずれも重大なケースを扱った経験のある5~6人の警察官で構成され、さらに動物虐待案件に関するトレーニングも実施するという。
盧処長は「香港警察は全力で動物愛護を支持する」とし、「動物愛護の精神をもち、虐待の疑いがある場合は速やかに通報してほしい」と市民に呼びかけた。
今回の公布を受け、「香港愛護動物協会(SPCA)」は「警察の決定を歓迎し、動物保護の方案を全力で支持する」と声明を発表したが、一方で香港の動物保護に関する法令の改修が遅れていることも指摘。「現在の動物保護法令はすでに時流に適しておらず、一刻も早い動物保障の改善が必要だ」と同協会は訴えている。(4月14日)
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