今年初のデング熱感染確認 蝶の保護区避けて殺虫作業

今年初のデング熱感染確認
蝶の保護区避けて殺虫作業

 衛生防護センターは11月5日(火)、新界・大埔に住む35歳の男性がデング熱に感染したと発表した。今年に入り香港で初の感染者となる。この男性は鳳園蝴蝶保護区に隣接する鳳園村で暮らしており、仕事のため新界・屯門小秀村と香港島・黃竹坑の香港警察学院を訪れていたという。
 食物環境署の職員は5日、男性の生活エリアや訪問先を視察後、蚊の除去作業が必要だと判断した。しかし、同区の議員から広範囲に殺虫剤を噴射した場合、蝶の生態や河流水質への影響を懸念する声も上がっている。同署では、保護区範囲を避けて殺虫剤噴射作業をするよう、留意するという。男性が住む鳳園村付近の住民女性・周さんは「バス停で車を待つ間いつも蚊に刺されるので、必ず長いズボンをはく」と話す。自宅近くでデング熱感染が広がることを憂慮し、虫よけネットや殺虫剤の散布など、予防を強化しているという。(11月5日)

 

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