タクシー業界が値上げ申請
「高すぎる」立法会で批判も
立法会交通事務委員会は3月15日(金)、タクシー業界からの運賃値上げ申請について討論を行い、議員からは値上げ幅が高すぎると批判が相次いだ。
今回の申請では、初乗り料金を市内で30㌦、新界で26・5㌦、ランタオ島で26㌦と、いずれも2割以上値上げするとしているが、多くの議員が「高すぎる」「乗車拒否などの違反もあり、サービスのレベルが低い」と批判。さらに、運賃値上げはタクシー車両のレンタル料の引き上げにつながる恐れがあるとも指摘した。
一方で、値上げ賛成派からは「タクシー運転手の収入水準は他業種の運転手よりも3~4割低く、タクシー市場は運転手不足に陥っている。値上げの可否によっては、タクシー運転手が市場から消えてしまう」と現状を訴える声もあがっている。
運輸署の陳美宝署長は「一部のタクシーオーナーは3~6カ月以内のレンタル費を据え置くことを表明している」としたうえで、今回の申請が承認された場合、タクシーをレンタルしている運転手の収入は約二割増加する見込みだと語った。(3月15日)
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