医療コラム:風邪と気管支炎の違い

 

風邪は気管の上のほうで炎症が起きますが、気管支炎は気管の下のほうにまで炎症が起きます。

 

 空気の汚れやストレスも原因に

風邪をひいたあと、咳がなかなか治らない、それどころか、たんがつまったようなゴホゴホとしたひどい咳になり、呼吸するのも苦しそう…。このような場合、「急性気管支炎」かもしれません。風邪から発展しやすく、なりやすい人は何度でもくり返してしまう苦しい症状です。

風邪の場合、ウイルスや細菌により空気の通り道である気管の上のほうに炎症が起きますが、急性気管支炎は、気管の下部の気管が右と左に分かれる部分である「気管支」に炎症が及びます。最初にコンコンといった乾いた咳や発熱などの症状があり、それに引き続いてゴホゴホといった湿った咳をしたり、時には呼吸が苦しそうになったりすることがほとんどです。

煙草や排気ガスなどによる空気の汚れ、アレルギー、ストレスなどによっても発症することがあります。

気管支炎になると咳のためにうまく食事が摂れないこともあり、食べても咳の勢いで吐いてしまうこともあります。症状がひどくなるようであれば、早めに医療機関を受診しましょう。

 

 

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