肝臓に脂肪がたまりすぎた状態のことで、
食べ過ぎ・肥満など生活習慣の乱れが原因となります。
肝臓の10%以上が脂肪?
肝臓には、脂肪をほかの物質に変えて利用したり、エネルギーに変える働きがあります。そのため、肝臓にはふだんでもその重さの2~3%くらいの脂肪がありますが、これが10%以上になった場合に「脂肪肝」といいます。その名のとおり、肝臓に脂肪(特に中性脂肪)がたまってしまった状態のことです。
原因は生活習慣の乱れ!
原因としては、まず第一に食べ過ぎが挙げられます。カロリー過剰な食事、特に糖質、脂質に富んだ食べ物をとり過ぎると、皮下脂肪と同じように肝臓にも脂肪がついてしまいます。さらには、食べ過ぎ、運動不足の状態を続けると肥満になり、さらに脂肪肝のリスクは増します。脂肪がエネルギーに変わるためにはインスリンが重要な働きをしていますが、肥満になるとその効き目が低下します。すると、体中の脂肪が離れやすくなり、肝臓に運ばれていきます。肝臓に運ばれた脂肪はどんどんたまってしまいます。
また、アルコールも原因の一つです。お酒を飲み過ぎると肝細胞の中での脂肪の入れ替わりがうまくいかなくなり、肝臓に脂肪がたまっていきます。
脂肪肝が起こるような状態はいずれ、心筋梗塞、動脈硬化などの心臓や血管系の病気を引き起こす原因になりかねません。食べ過ぎ、肥満など、脂肪肝を招く生活習慣を改善する努力が必要です。気軽にかかりつけ医に相談しましょう。
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