医療コラム
Q子供に起こりやすい事故は
どんなものがありますか?
乳児は全身に対して頭が大きく重いため、転倒・転落すると頭を強く打ちやすいのが特徴です。転倒だけでも硬膜下血腫が起こることがあるため、転倒後は子どもの様子をよく観察しましょう。家庭内でできる安全策として以下のものが挙げられます。
・ベビーベッドの策は必ず上げる
・物に躓いて滑って転んだりしないように、床は整理整頓する
・ベッドや椅子、ソファなどの上で遊ばせない
・踏み台になりそうなものをベランダや窓の近くに置かない
・自転車ではヘルメットを必ず着用する
子どもが転倒などで頭を打った時、意識がない、動かない、目を開けない、けがをして出血が止まらないなどの症状がある場合は、すぐに病院を受診しましょう。また、視線が合わない、親の声に反応しない場合、いつもの子どもの様子とは明らかに状態がおかしいと感じたときは、医師に診てもらうことをおすすめします。結果的に「あのとき病院へ行けばよかった」と思いかえし後悔するよりは、心配な時にすぐに医師に診てもらう方がよいでしょう。
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