家族に対する愛情のことば
半数以上が「伝えていない」
先ごろ行われた調査によると、香港人の80%が家庭に幸せを感じている一方、「家族にことばで愛情表現が出来ない」と感じている人が50%以上であることがわかった。
調査は香港理工大学護理学院の林清助教授と研究チームが8月中の約10日間、九龍、香港島、新界各エリアで街頭インタビューを行い、約千人から回答を得た。
調査結果によると、家庭幸福度は6・89ポイントで前年の6・58ポイントよりわずかに上昇。80%近くが家庭に幸福を感じると回答する一方、家族に対して愛情表現や相手をほめる、励ますなど「肯定的なことば」を「口に出すのが恥ずかしい」「いう必要はない」「どうしたらいいかわからない」などの理由でかけていないと回答した人は半数以上にのぼった。
家庭議会の石丹主席は調査結果をうけて、「保護者の教育と青少年の生活や特技を延ばすことが社会にとって必要だ」とし、気持ちの表現方法や、自分とは異なる意見に耳を傾け、衝突した時には感情的にならないなどの対処方法を学ぶべきだと語った。(9月3日)
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