香港初の女性遠洋船長誕生
男性社会、スパイ呼ばわりも
香港で初めて遠洋船舶の女性船長が誕生し、話題を呼んでいる。
このほど船長資格試験に合格したのは郭詠恩さん。2007年に大学を卒業後、船舶管理会社に就職。11年間の勤務経験を持つが、「華人女性が航海業界で職を得るのはとても難しい」と語る。入社当時は中華系女性というだけで「スパイではないか」と疑われた。男性社会の遠洋・海運業界で蔑視や論争の中、郭さんは遠洋船船長資格の取得を目指し、準備に約2年かけ、3度の試験を通過して合格したという。
海事服務訓練委員会の趙式明主席によると、現地の遠洋海員は現在100人ほど。船長の平均年齢は66才と、人材不足や高齢化が問題化しており、「フレッシュな新しい人材が必要だ」という。(7月9日)
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