政府、ランタオ埋め立て計画 住宅不足と就業機会対策へ
香港政府は10月11日(水)、ランタオ島周辺の埋め立て開発計画「ランタオ・トゥモロー・ビジョン(明日大嶼計画)」を公布した。
同計画によると、埋め立て地に造成される人口島は1,700ヘクタール、九龍半島1/2の広さに相当する。深刻な住宅不足対策として70万~110万人の居住が可能になる住宅建設を予定しており、うち70%は公営住宅となる見込み。2025年に着工し、新規住宅には最速で32年からの入居が可能になるという。
政府はこのエリアを香港北部、国際空港、港珠澳大橋の連結ポイントと見据え、香港第三の中心的商業地区へ発展させるとしている。
また、計画進行により30万以上の職位が与えられることになるため、就業機会を求めて新たな埋め立て地域へ移転する住民の増加が見込まれている。
大型埋め立てには約2,000億ドルの費用がかかるとみられる。林鄭月娥行政長官は市民に対し「時間をかけて報告書を読んでほしい。政府は市民に住宅や医療、優良な教育を提供することを目標としている」と語った。(10月11日)
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