12万ドル以上の持ち込み入国 7月から海関申告が必要に
香港海関は6月28日(木)、7月16日(月)より「現金および無記名の小切手など」の持ち込み額が12万ドル以上の場合、海関への申告が必要となることを公布した。
これはマネーロンダリングやテロリスト資金流用を防ぐための措置。香港入境時ひとりにつき12万ドル相当の現金や無記名の小切手、債券などを持ち込む場合は所定の用紙に記入後、通関の「赤」のレーンで申告を行わなければならない。違反者は最高50万ドルの罰金及び懲役2年となる。
トランジットのみの場合も、海関職員による無作為なチェックが行われる。輸出入貨物や郵便送金の場合にも、事前にオンラインでの申請が必要となる。
海関によると、申請にかかる時間は通常3分ほど。今回の措置で54人の職員を新たに配置し、英国で訓練を受けた現金探知犬4匹も導入されるという。
なお、この条例は7月の実施から3カ月は猶予期間となり、不注意による違反者には書面での警告を行い、2,000ドルの罰金としているが、再犯者や猶予期間後は起訴と懲罰の対象となる。(6月28日)
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