飛行機内で盗難事件が増加 夏休み旅行、警察が注意喚起
香港警察はこのほど、飛行機内での盗難事件が昨年より増加していることを受け、夏休みの旅行シーズンに向け航空便利用者に注意をよびかけている。
空港内警察によると、飛行機内での窃盗事件は今年5ヶ月で5件発生しており、昨年全体の7件に迫っている。すでに2名の容疑者が逮捕されており、被害総額は26万ドル。中には現金15万ドルを盗まれたケースもあるという。
警察は、犯行が最も多いのは機内が消灯され乗客が眠る時間帯や、トイレなどで座席を離れたすきだと指摘する。犯人は目標の座席や上部荷物入れ等で探し物をするふりをして犯行に及ぶケースが多いという。警察は、機内でも貴重品は手放さず身に着けておき、スーツケースに鍵をかけること、降りる際に荷物の確認をし、問題に気付いた場合は直ちに乗務員に知らせるよう促している。
また、航空関係者によると、窃盗事件が発生した場合、乗務員は内密に機長へ報告、機長から空港管制塔へ通報が行われ、空港に到着後、待機していた警備員が機内に搭乗し調査を行うという。(7月2日)
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