「沙中線」沈下で工事停止令 MTRの3トップは辞職へ
現在建設中の「MTR沙中線」で問題が続発している。政府は8月7日(火)、鉄筋が短く切られていた紅磡駅の案件について、使われていたネジの数が今年6月にMTRが提出した報告書に記載されていた数よりも2,000本少なかったことを明らかにした。
事態を重く見たMTRでは、工程総監督の黃唯銘氏が辞職。CEOの梁国権氏は早期退職を申し入れ、後任が決まり次第職務を離れる。また、今年末で任期満了となるMRTの馬時亨主席もすでに二度、キャリー・ラム(林鄭月娥)行政長官に辞職を願い出ているという。
沙中線建設は、紅磡駅以外でもトラブルが相次いでいる。
8月11日(土)には、土瓜湾駅で建物の沈下率が基準を超えていることが確認された。MTRは路政署からの要請を受け、掘削作業を停止したことを公布している。
湾仔の「コンベンション&エキシビションセンター(会展)」駅についても、路政署は周辺で基準値を超える沈下を確認したとニュースリリースを発表。MTRに対し、直ちに工事を停止するよう要求している。(8月12日)
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