武漢肺炎で警戒レベル上昇
香港内の患者は16人に増加
中国・武漢から感染が広がった原因不明の肺炎について、医院管理局は1月5日(日)午後、9歳の男児を含む8人の患者をあらたに確認したと発表した。いずれも武漢から帰港後、発熱や肺炎の症状を発症している。香港内の患者数は16人となった。
あらたな8人の患者はエリザベス病院(伊利沙伯医院)、ラットンジー病院(律敦治医院)、将軍澳医院、マーガレット病院(瑪嘉烈医院)などで入院、治療を受けている。いずれも症状は安定しているという。
また、香港医院管理局は1月4日(土)、公立病院や診療所の対応レベルを「警戒」から「厳重」へ引き上げを発表。治療対応や、見舞い時間などが制限される。
空港や鉄道方面も、衛生対策を強化している。旅先での衛生や市場訪問の注意を促すアナウンスが多言語で放送され、マスク姿の職員が増加しているという。
2003年に広州で発生した重症急性呼吸器症候群(SARS)は香港で1755人が感染、299人が死亡している。(1月5日)
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