空港で健康カード記入義務
ビザ停止で駆け込み出境も
衛生署は3月8日(日)午前0時より、香港に到着した全ての旅客に健康申告カードの記入を義務付けた。利用者からは「内容が簡単で、効力は疑わしい。虚偽の報告をする可能性もあるのではないか」と疑問の声もあがっている。
一方、日本政府が3月9日(月)から香港人の入国ビザ免除を取り消し、香港から日本への入国者は14日間の検疫を要請すると発表したため、この日は日本への駆け込み出境者も少なくなかった。「航空会社は『出発はできるが帰国はわからない』と言うし、現地の様子も心配だ」と不安そうに出発する旅行者の姿もみられた。
航空会社は突然の発表をうけ、早急な対応に追われている。「キャセイパシフィック航空」と「キャセイドラゴン」は3月7日(土)から4月30日(木)までの期間に影響を受ける香港―日本間のフライトについて、予約変更や払い戻し手続きの案内をはじめた。今後影響を受ける日本路線航空便の予約数は約3万4千件にのぼる見込みだという。(3月8日)
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