11月のホテル宿泊率30%
業界「倒産や失業者出さない」
香港旅行者数の減少が続いる。香港空港管理局が12月18日(水)公布した資料によると、11月の香港国際空港利用者数は昨年同期の16・2%減、のべ500万人だった。
特に中国内と東南アジアからの旅行者が減少している一方で、空港トランジット客は6%増、香港から海外への出境者も5%増だった。
香港全体の11月の来港者数もマイナス56%と大きく減少しており、ホテル宿泊率は30%程度。価格を40%近く値下げしているという。
ホテル業主連会の李漢城執行総幹部によると、旅行者数減少で5ツ星ホテルを含む一般ホテルの宿泊率は30%前後。廉価なホテルの多くは、宿泊率60%をキープした。
李総幹部は、「業界では倒産やリストラによる失業者を出さないよう、職員に対し毎月1、2日程度の無休休暇の取得や、別部署との兼務などを求めている」と説明。一方で、クリスマス期間のレストラン部門は人員を増強して対応にあたるホテルが多いという。(12月19日)
こんな記事もよく読まれています
最新情報をお届けします