医療コラム
Q 汗をかくと痒くなり、
湿疹ができてしまいます。
身体から出てくる汗には、塩分やアンモニアなどの成分がごく少量含まれています。こうした成分はすこやかな肌にとっては問題ないのですが、バリア機能の低下した肌の上では刺激となり、かゆみを引き起こすことがあります。バリア機能低下させる要因には、加齢、肌の乾燥、紫外線などが挙げられます。
肌のバリア機能が低下して、汗をかくとかゆくなるときは、保湿効果の高いスキンケア化粧品やボディクリームで角層にうるおいを補給しましょう。また、十分な睡眠や栄養バランスの取れた食生活を心掛け、内側から肌のコンディションを整えましょう。
かゆみを感じるとつい肌をかきたくなりますが、爪でかくと肌のバリア機能をますます損ない、かゆみの悪循環に陥ることがあります。かゆがあるときはビニール袋で包んだ濡れタオルなどで肌表面を冷やしたり、かゆみ止めの薬を使用したりしてみましょう。
そして、かいた汗は肌の刺激や、汗管のつまりの原因となるので、こまめに拭き取るか、ぬるめのシャワーで流すなどして肌を清潔に保つことが大切です。
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