Q最近の猛暑で食中毒が心配です
どう気を付けたらよいでしょう?
最近は、非常に気温が高く、食べ物がいたみやすい時期です。食中毒の原因になる細菌が繁殖しやすい気温は20-35℃といわれています。食中毒では、腹痛、下痢、嘔吐といった胃腸障害や発熱。症状の程度や食事からの発症までの時間は原因物質によって異なります。原因としてはウイルスと細菌です。細菌の代表的なものはO157などの病原性大腸菌、サルモネラ菌などです。また、ウイルスではノロウイルスなどが代表的なものです。症状として食中毒特有のものはなく、風邪と間違われる場合もあります。しかし、食事後、数時間してからこうした症状が起きた場合、食中毒が疑われます。脱水症状を起こさないように水分補給をすること、吐き気や嘔吐がある場合は吐きやすいように気を付けましょう。また市販の下痢止めは原因である細菌やウイルスが体外に出るのを邪魔し、症状を悪化させてしまうことがあるため飲むことはおすすめできません。下痢が一日10回も続く、血便がある、激しい嘔吐や呼吸困難などの重い症状がみられる場合は、すぐに医療機関を受診しましょう。
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