インフルエンザがピークに 急患6千人、病床不足が深刻
香港は冬のインフルエンザ流行期に入っている。医院管理局によると、12月21日(金)には約6300人の救急患者が病院を訪れ、6人に1人が内科病棟へ移送されている。特に状況が深刻なエリザベス病院(伊利沙伯医院)は、内科病棟の使用率が119%に達している。同局では今月初めに人員を強化、200名の医師を新たに雇用したという。 同局によると、今月7日(金)から20日(木)までの間に救急室で診療を受けた患者は最高6300人に達し、うち1090人が内科病棟に移送された。病床使用率は119%を超えたエリザベス病院のほか、カリタス・メディカルセンター(明愛医院)は118%、ユナイテッド・クリスチャン・ホスピタル(連合医院)では117%に達している。
同局の張子峯ジェネラル・マネージャーは「冬季のインフルエンザ流行ピーク前から公立病院の対応は緊迫しており、今週は毎日千人あまりが救急室から内科に移送されている。病床の回転や転院も困難で、我々も息をつく間もない」と語った。(12月22日)
こんな記事もよく読まれています
最新情報をお届けします