ドナルド・ツァン前行政長官 公務員法違反で減刑が確定
香港高等法院は7月20日(金)、公務員法違反などの罪に問われていたドナルド・ツァン(曽蔭権)前香港行政長官の上訴を認め、禁固20ヶ月を12ヶ月に、訴訟費用の請求額を500万ドルから100万ドルへ減刑したことがわかった。
ツァン氏は2015年10月と2016年10月、行政長官の任務期間中に放送ライセンス認可に関する個人利益を申請しなかったなど、公務員法違反や収賄罪でICAC(香港反不正独立委員会)から起訴されていた。
高等法院から2017年2月、任期中の公務員違法行為により禁固20ヶ月と裁判費用の支払いを言い渡されたが無罪を主張、10万ドルを支払い保釈され、上訴していた。
なお、裁判では「行政長官収賄罪」について陪審団の有効採決に至らず、控訴側は再審を見送っている。
ツァン氏は2005年から2012年までの7年間、香港特別行政区第2代行政長官を務めた。(7月20日)
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