医療コラム
Q捻挫とはどのような症状でしょうか
関節に力が加わっておこるケガのうち、骨折や脱臼を除いたもの、レントゲンで異常がない関節のケガは捻挫という診断になります。
具体的には靭帯や腱というような軟部組織といわれるものや、軟骨(骨の表面を覆う関節軟骨、間隙に挟まっているクッションである半月板や関節唇といわれる部分)のケガのことを指します。ケガをした関節の腫れ、痛みなどの症状が見られます。
痛みを感じにくい靭帯もあるため、あまりいたくないから大丈夫ということではありません。多くの捻挫(靭帯や軟骨のケガ)では、ケガの後1~2カ月くらいもすると強い痛みは取れ、日常生活に支障はなくなります。診断ではまず、受傷時の状態(関節がどのようになってケガをしたか)を確認していきます。
捻挫の治療には、炎症を抑える薬や、松葉杖、テーピングなどで関節の動きを制限して患部へのストレスを軽減させていきます。また理学療法も同時に行うことによって、回復が早くなるといわれています。捻挫をしてしまったなという場合には、早めに専門医の治療を受けましょう。
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