エイズ感染者146人増加
親子感染、妊娠中にも予防を
衛生署衞生防護センターは6月18日(火)、今年第一四半期に確認されたエイズ感染者は146人と発表した。同所の資料によると、感染者の内訳は男性128人、女性18人。うち71人は同性もしくは両性間、17人が異性間の性的接触から感染したものとみられる。また、ふたりが毒物注射による感染、その他54人については感染経路が不明だという。さらに2015年以来初めて、親子感染も確認されていることがわかった。
1984年以来、香港内の感染者累積数は9,861人。同センターの陳志偉顧問医師は「エイズウィルスの感染経路の多くは性的接触によるもの。市民は避妊具を常に正しく使用し、感染を防がなければならない」とし、治療を受けない場合感染者の半数が10年以内に発症するため、ウィルスのまん延を防ぎ、延命のために治療を呼び掛けた。また、親子間感染を防ぐため、妊娠中も予防を怠らないよう注意が必要だとしている。(6月19日)
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