オーバーブックの賠償なし 航空会社の大半が説明不足

オーバーブックの賠償なし
航空会社の大半が説明不足

 香港消費委員会は先ごろ航空会社15社のオーバーブッキング対策を調査した結果、大半が公式サイト等に具体的な説明や対応、賠償制度などを掲載しておらず、ホットラインや空港カウンターなど前線スタッフも賠償金額やルールが徹底されていないことがわかった。
 同委員会には過去3年間で48件のオーバーブッキングに関する訴えが寄せられている。あるケースではふたり組の航空券購入者に対し、オーバーブックを理由に1席のみ翌日便への振りかえを提示された。ふたり同時の便を希望すると、賠償金額を下げられたという。
同委員会によると「エア・カナダ」と「ユナイテッド航空」は比較的明確な説明を行っているが、大半の航空会社がオーバーブッキングによる搭乗拒否でも対応されない可能性があるとし、業界に対し制度の透明度を強化するべきと指摘、民航処はライセンス発行には関連条件を盛り込むべきだとしている。(1月16日)

 

 

 

 

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