台風「山竹」深刻な被害状況 死者ゼロは市民意識の高さ

台風「山竹」深刻な被害状況 死者ゼロは市民意識の高さ

先ごろ香港を襲った台風「山竹」の被害状況が明らかになってきている。紅磡ではオフィスビルのガラス100枚以上が吹き飛び、暴風にさらされた室内の被害が甚大なため、出勤停止措置をとる企業もあるという。

被害の大きかったオフィスビル「ハーバーフロント」では管理会社が清掃員を派遣し、飛び散ったガラスや書類などの片付けにあたった。同ビルに入居する保険会社では職員の安全のため出勤停止を通知し、自宅業務を許可しているという。「まるで戦場のようだ」と状況を形容した経営者は「書類も全て吹き飛ばされてしまったが、データのコピーをパソコンに保存していたのが幸いだった。回復に少なくとも一週間はかかる」と語った。

一方、天文台の林超英前台長が22日(土)ラジオ番組に出演し「これだけの被害の中、死者が出なかったのは世界的ニュース。香港の住宅安全度、市民の警戒意識の高さによるもの」と評価している。(9月23日)

 

この記事が気に入ったら
いいね!しよう

最新情報をお届けします

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

カテゴリー

ピックアップ記事

  1. ダイヤモンド号乗客が死亡政府チャーター機帰港者も「プリンセス・ダイヤモンド号」に乗船し、新型…
  2. 空港で健康カード記入義務ビザ停止で駆け込み出境も衛生署は3月8日(日)午前0時より、香港に到…
  3. 同性婚カップルの入居問題公団住宅管理局に違憲判決 カナダで結婚手続きをした香港永久居民の男性…
PAGE TOP